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スーパーエアーコンバット 蒼空の覇者

F/A-18 over air base
Japanese/English

エアーコンバットIIIに続くシリーズ4作目であり、前作までのPC-9800シリーズ向けに代わりWindows95版となって登場した国産フライトシミュレータです。
内容的にはエアーコンバットIIからビデオモードを除いた構成になっています。

全般

Opening movie
オープニングムービー
30ページ余りのマニュアルが付属しており、操作方法の解説が記述されているほか、巻末には機種別の搭載武装一覧表が載っています。
メディアはCD-ROM 1枚で、33MB程のファイルがインストールされますが、内10MBが、オープニング用のAVIファイルです。起動時にCDが不要なのは便利です。
オープニングは40秒あまりのCGムービーになっていますが、現実にはあり得ないと思われるようなシーンもあり、これを見ただけで本ソフトの位置づけが良くわかるようになっています。
メインメニューは、味も素っ気もない外観で、FLIGHT MODEとEXITからなります。
FLIGHT MODEを選択すると、MISSION SELECT画面に移ります。プレイヤーは8種類3段階の任意のミッションを選択可能です。ミッションは制空、要撃、施設爆撃、艦船攻撃、地上車両攻撃、橋梁攻撃、峡谷突入が網羅されています。MISSION SELECT画面及びミッション名はエアーコンバットIIを踏襲しています。
自機及び僚機はF-14、F-15、F-16、F/A-18、F-117、F-22、YF-23、F-4、RAFALE、TORNADO IDS、JAS39、MiG-21、MiG-29、MiG-31、Su-27の中から任意に選択可能です。
Main Menu
メインメニュー
Aircraft Select
自機/僚機/兵装選択画面

エアーコンバットIIのミッション選択画面

スーパーエアーコンバットのミッション選択画面

アビオニクス及び兵装

コックピットはHUD及び3台のMFD等から構成されており、左のMFDはドッグファイト用自動追尾カメラ、中央のMFDは全方位レーダ/マップ表示、右のMFDはシステム状況表示です。
選択機種を変更してもコックピットは一切変更無しと言う点がこのシムの性格を端的に表しています。
兵装は特定の型名ではなく一般化されたSRMMRMLRMAGM、BOMとECMを組み合わせた3種類のパックから選択可能というこのシリーズ定番のものになっています。
相変わらず初心者向けという意図のもとに、速度はm/s、高度はmというロシア機を彷彿とさせる単位系になっています。
オートランディングモードがありますが、空母の艦首方向から着艦していくのには驚かされます。  
F/A-18 Cockpit@Air Combat II (25KB) Click to full size
エアーコンバットIIのコックピット
Cockpit@Super Air Combat (19KB) Click to full size
スーパーエアーコンバットのコックピット

グラフィック

解像度は640x480で256色であり、色数の面からは前作から進歩していますが、どことなく当時のコンシューマ機的な表現です。
オブジェクトのディテール感では、退化しているように見える部分もあります。
Carrier Landing in the Aircombat II
エアーコンバットIIにおける着艦
Carrier Landing in SuperAircombat
スーパーエアーコンバットにおける着艦
YF-23A on a Carrier in the Aircombat II
エアーコンバットIIにおけるYF-23A
YF-23A on a Carrier in SuperAircombat
スーパーエアーコンバットにおけるYF-23A

フライトモデル

前作同様、ダイナミクスと言うものを全く感じなく、航空機を簡略化したというよりも全く別の乗り物のようです。
特にピッチ角約20度以上では応答が発散するため、操縦には細心の注意が必要です。
フライトエンベロープも実機とはかけ離れた摩訶不思議な形になっています。
高度14000〜15000mを越えると強制的に機首下げとなります。
また、燃料切れになるとその時点での速度に関わらずスピンに入ります。
プログラムの実行速度がCPUやビデオボードの性能と直接結びついているため、性能が高いマシンほどプレイ中の自機やAI機の動きが早くなり、通常の感覚では操縦が困難となります。
Level Flight Enverope of SAC

その他

パッチ情報

1997.2にパッチが出ています。オリジナルではディジタルジョイスティックのみに対応し、アナログジョイスティックには非対応でしたが、本パッチにより対応可能となります。ただし、特定のピッチ角を越えると操縦困難となる点は変わっていません。

操縦可能機種

シナリオ集を含めたエアーコンバットシリーズの操縦可能機種は下表の通りです。
TypeACAC2SC1SC2AC3SAC
A-7E--o---
AV-8B----o-
A-10A--ooo-
B-2A--o---
F-4E-o-ooo
F-5E----o-
F-14A-ooooo
F-15E-ooooo
F-16C-oo-oo
F/A-18A-o--oo
F-20--o---
YF-22A-ooo--
F-22A----oo
YF-23A-o---o
F-86F---o--
F-117A-o--oo
MiG-15---o--
MiG-21-o-ooo
MiG-25-o-o--
MiG-29-oo-oo
MiG-31-oo-oo
Su-24----o-
Su-27-oo-oo
Su-33---o--
Su-37---o--
TORNADO IDS-oo-oo
MIRAGE III---o--
RAFALE A-oo---
RAFALE M----oo
SUPER ETENDARD---o--
JAS39-oo-oo
J7W2---o--
F-2--oo--
T-4--o---
MI-C.A.D.O.o-----
MI-C.A.D.O. IIo-----
MI-C.A.D.O. III--o---


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本ページの画像はスーパーエアーコンバットのスクリーンショットであり知的所有権はシステムソフト・アルファーが所有しています。
Some material copyright SystemSoft Alpha (c) 1997.

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