戦闘妖精雪風〜妖精の舞う空〜(PC版)日本SF界の金字塔ともいわれる有名小説のOVAをテーマにしたコンバットフライトシミュレーションです。 プレイヤーは主人公の深井零としてジャム相手の空中戦を繰り広げます。 国産の旅客機フライトシミュレーションシリーズであるJetStreamや銀翼等で知られるアクアシステムが開発し、2003年8月にX-BOX用にリリースされたタイトルのPC移植版です。 全般
HDDにインストールされた1GBのファイル中639MBが、オープニングやミッション中等に再生されるムービーファイルで、高解像度版、通常版各37ファイル、合計再生時間は20分程度にもなります。標準のMPEGファイルなので、ミッションの進行等に無関係にメディアプレイヤー等で再生可能なのは便利です。 36ページのマニュアルには操作方法の他に、OVA版のスーパーシルフ、シルフィード、ファーンI等の機体解説が記載されています。 随所にOVAのムービーが使われており、ミッションブリーフィング等はOVAのブッカー少佐のフルボイスが使われているため、OVAファンにとっても、楽しめる内容になっています。 メインメニューはMISSION、VS、EXTRA、TUTORIAL、OPTIONから構成されています。 MISSIONモードは、いわゆるキャンペーンになっており、プレイヤーは雪風を駆り、偵察や戦闘空中哨戒等様々な任務に就きます。全部で14ミッション有り、峡谷でのグレイシルフ追跡、バンシーへの着艦、シルフからメイブへの転送等のイベントが含まれています。ブーメラン戦士らしからぬ派手なミッションが多いため、飽きが来ません。ミッションが進むにつれてミサイルが更新されたり、VSモードやEXTRAモードの機種が追加されます。 VSモードでは、自機及び相手機を任意に選択してCOM相手またはプレイヤー同士で空中戦を行います。COM相手であっても画面が上下2分割になっているのは斬新と言えるかもしれません。 EXTRAモードでは、アーケードゲームライクに、ミサイル補給無制限でポイントを競います。
アビオニクス及び武装コックピットビューはMISSIONモードのスーパーシルフのみ選択可能で、HUD表示のみが模擬されており、OVAと同様なシンボロジーになっています。TDボックス横にミサイルのレンジバーが表示されているのは目新しい感じがします。主計器板の表示は特に意味を成していません。 原作に記載されているレーダモードは模擬されておらず、カジュアル系の味付けになってます。 武装はAAM-3、AAM-5、GUN等が一通り模擬されており、MISSION時に3種類のSETから選択することができます。(下表参照) GUNで目標を攻撃した際、命中して煙を吐いた瞬間にTDボックスが消滅するのは、目標撃破を自動的に判定してロックを外すという中枢コンピュータの機能が模擬されているものと考えられます。 脅威ミサイルはDECOYを使用することでほぼ100%欺瞞することができるので、ミサイル回避に気を遣う必要はありません。 また、原作同様にGUNでミサイルを撃墜することも可能です。
グラフィック解像度は同世代のフライトシミュレーションと比較すると珍しい640×480ドットです。航空機やフェアリー基地はOVAさながらに作り込まれていますが、フェアリー星特有の植物等がオブジェクトとして作り込まれていないのは少々淋しい感じがします。
Copyright(c) FLIGHT SIM HERITAGE 2004-2017. All Rights Reserved. 戦闘妖精雪風は神林長平先生の著作物です。 本ページの画像は戦闘妖精雪風〜妖精の舞う空〜(PC版)のスクリーンショットであり知的所有権はシステムソフト・アルファーが所有しています。 Some material copyright SystemSoft Alpha and Aquasystem (c) 2003, 2004. [エアーコンバットII][シナリオ集][シナリオ集vol.2] [エアーコンバットIII][零戦記] [スーパーエアーコンバット][スーパーエアーコンバットII] [[スーパーエアーコンバットIII][スーパーエアーコンバット4] [戦闘妖精雪風(PC版)] [FLIGHT LOG][SIM LIST][RANKING] [HOME] |